私はちゃんとしてます!
ファイアーウォール(防火壁)とは、ある特定のコンピュータネットワークとその外部との通信を制御し、内部のコンピュータネットワークの安全を維持することを目的としたソフトウェア、あるいはそのソフトウェアを搭載したハードウェアである。外部から内部のコンピュータネットワークへ侵入しようとするクラッキング行為を火事にたとえ、それを食い止めるものとして防火壁という表現を用いている。
ファイアウォールは、その動作するプロトコル階層によって細かく分類される。
OSI参照モデルにおけるネットワーク層(レイヤ3)やトランスポート層(レイヤ4)に相当するIPからTCP、UDP層の条件で、通信の許可/不許可を判断するもの。狭義でのファイアウォールとは、このタイプのものを指す。このタイプはさらに、スタティックなものとダイナミックなものとに分類できる。
基本的にはレイヤ3で通信制御を判断するが、フィルタの種類によってはレイヤ4のヘッダも参照する。すなわち、TCP/UDPのセッション単位で管理する訳ではない。ただし、ステートフルパケットインスペクション型ではTCP/UDPセッションの一部も記憶して判断動作する。
パケットではなく、レイヤ7のHTTP や FTP といった、アプリケーションプロトコルのレベルで外部との通信を代替し、制御するもの。一般的にはプロキシサーバと呼ばれている。アプリケーションゲートウェイ型ファイアウォールの内部のネットワークでは、アプリケーションはアプリケーションゲートウェイ(プロキシサーバ)と通信を行うだけであり、外部との通信はすべてプロキシサーバが仲立ちする。アプリケーションゲートウェイ型ファイアウォールに守られたネットワークは、プライベートIPアドレスで構築されることが普通で、アプリケーションゲートウェイが用意されていないサービスについては、一切外部とは通信出来ない。安全性は高いが、内部ネットワークのユーザの利便性も下がる。
このため、アプリケーションゲートウェイで許されているプロトコルでトンネリングを行うソフトウェア、例えばSoftEtherやhttptunnelといった、運用方法によってはセキュリティホールになりうる実装の利用を、かえって促進してしまうという事例も近年目立っている。強すぎるセキュリティポリシーが迂回路を招いてしまっているとも言える。
プロキシは単に中継するだけの物が多いが、レイヤ7ファイアウォールはアプリケーションの通信の中身も検査する事ができる(例:アクセスURLチェック、ウイルスチェック、情報漏洩検出)。そのため、検査の仕方によってはレイヤ7ファイアウォールは相当な負荷が掛かり、ファイアウォールの処理上も、通信上もボトルネックとなることもある。また、未成年に好ましくないコンテンツのみを、末端のユーザにはプロキシサーバの存在を意識させない状態で、自動的にフィルタリングしてしまうといった実装も可能である。
なお、アプリケーションの通信の中身も検査するため、電気通信事業者が自らが仲介する通信の内容に立ち入ってはならない(通信の秘密)と言う原理原則に反する検閲だと批判する向きもある。通信事業に携わる技術者や学者の間ではこういった種類のファイアウォールを設置するという発想を強く批判する向きもある[要出所明記]。
なお実際に、ISPのぷららがファイル共有ソフトウェアWinnyの通信を全て遮断する事を計画・発表し、それに対して通信の秘密を侵害する可能性があるとして総務省から行政指導を受け、Winny遮断は同ISPユーザの利用者の選択に任せるとした事例もあった。
上述のパケットフィルタリング型や、サーキットレベルゲートウェイ型ではそれぞれ、レイヤ3スイッチ(ルーター)やレイヤ4スイッチ等のハードウェア機器の一部機能として組み込まれている事も多い。この場合、ある程度簡易な条件でしかパケット検査をできないため、簡易ファイアウォール、広義のファイアウォールと呼ぶこともある。レイヤー7ファイアウォール(L7FW)は通信の内容まで検査するため、L7FWが本来の(狭義の)ファイアウォールであるとすることもある。
ソフトウェアによる実装としては、UNIXでは伝統的にipfwが使われてきた。カーネルレベルで動作するため、オーバーヘッドが小さく高速に動作する。Mac OS Xでもipfwが実装されている。Linuxカーネル には iptables、ipchains等が実装されている。
WindowsではZoneAlarm、ノートン・インターネットセキュリティ、ウイルスバスター、NetOp Desktop Firewall等のフリーウェアないし商用アプリケーションが普及しているが、これらはファイアウォールというよりは、IDSに近い動作をしている。しかし、一般的にファイアウォールという語が防護のイメージを喚起しやすいためか、用語は混乱して使われている。一般的には、パーソナルファイアウォールと呼ばれる。
また、Windows XPでは、OSの機能として簡易的なファイアウォールが標準で搭載されている。(Windows XP SP2ではユーザーが初期設定を行わずに利用できるように改良された)純粋にスタティックなパケットフィルタ型ファイアウォールの実装としては、NEGiESなどがある。
ここ最近においては、統合脅威管理 (UTM)が注目されており、ファイアウォールにゲートウェイアンチウイルス、不正侵入防御、コンテンツフィルタリング等の機能を追加し、統合的にゲートウェイで脅威から守るというアプローチがファイアウォールの付加機能として注目を浴びている。
(以上、ウィキペディアより引用)
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